永井浩⼆氏は、「自利利他」を私心のないことと表現されている。
https://twitter.com/nomurakn/status/1299603747937464328
リーダーの本棚 野村ホールディングス会⻑ 永井浩⼆ 「私⼼なき指導者像学ぶ」 日経新聞2020年8⽉1⽇
永井氏は、梅原 猛の著作の中でも最も影響を受けたのが「将たる所以(ゆえん)」(『将たる所以: リーダーたる男の条件』<https://ci.nii.ac.jp/ncid/BN11892341>)だとされて、つぎのように述べられている。
その中に「リーダーは⾃利利他の精神をもたなければならない」という⼀節があります。⾃利利他とは、⾃分を磨きながら他⼈に利益を与え続けなければならないという仏教の
考え⽅です。リーダーに⼤事なのは、私⼼があってはならないことだと学びました。
⼈⽣最⼤のピンチに直⾯したのが、従業員組合の委員⻑のときです。「ミディさん」と社内で呼ぶ⼥性営業員に、組合に加⼊してもらおうとしたのですが、組合員からも⼥性営業員からも強い反対にあいました。最後は、寝⾷を忘れて⼀緒に説得に奔⾛してきた専従の執⾏委員の全員からも
「無理だからやめましょう」と突き上げられました。孤⽴無援とはまさにこのことですが、ここで⾔いました。「俺たちに私⼼はあるのか」と。この⾔葉に納得してくれて、加⼊を決めることができました。30歳そこそこでこの経験をしたことで、その後のサラリーマン⼈⽣で怖いと思ったことはありません。
私心を捨てることに関係するnomuraknブログの記事を再度まとめておく。
2019年5月2日木曜日 「リーダーはなぜ私心を捨てよといわれるのか」
https://nomurakn.blogspot.com/2019/05/blog-post.html
2019年5月2日木曜日 「裏切らないのが協調の基本」
https://nomurakn.blogspot.com/2019/05/blog-post_2.html
2019年5月15日水曜日 「リーダーシップ教育と法学教育」
https://nomurakn.blogspot.com/2019/05/blog-post_15.html