学生や社会人に交渉とリーダシップを教えている中で、よい人、信頼できる人、感じのよい人とはどんな要素を持った人のことなのだろうと考えている。よい人とはどのような要素からできているのか(つまり定義)がわからないと、それを意識的に育てたり学ぶことはできない。Twitterで短く書いておいたが、出典といっしょに補っておこう。
スタジオジブリの鈴木敏夫さんによれば、「いろんな人が集まって一つのものを成功させる最大の秘訣」は、「自分の立場を忘れることだ」。「自分のことを考えている奴が悪いやつで、他人のことを考えている奴がいいやつだ」そうだ。(*JAL Skyward 2009年3月号114-115頁*)指揮者の小林研一郎さんは、「相手のことをいつも思いやっていると、それがだんだん広がってくるのです。集団として心が育つのですね。」という。(*月刊WEDGE2007年12月号120-121頁*)
以上は筆者が学生や秘書らとで作成している「実践知データベース」からの抜き書きである。他のデータとの照合や実地にあてはめて検証が必要であるが、仮説的定義としてつぎのようにまとめておく。他人のことを考えているのがよい人で、そのことが相手に伝わると信頼できる人である。みなさんも周りの人にあてはめて楽しんでみてください。
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