蓮行氏[1]による演劇ワークショップがNPO法人グローバルリーダーシップアソシエーション(GLEA)[2]による「コミュニケーション力ワークショップ」として開催された。時は2012年 1月 28日 (土)、場所は大阪梅田。
以下は観察者の自分のためのメモである。今後の共同研究によって補足・修正していきたい[0326更新]。昨年の演劇ワークショップの概要は次の記事を参照。
当日配布された「蓮行流 演劇ワークショップ術プリント」にメモを書き込んでいる。□のあとの見出しは蓮行氏のものである。ファイルを提供していただいた蓮行氏に感謝。
Disclaimer 蓮行氏はプリント通りに講義をされたわけではなく劇をやってみる合間に説明されたので、見出しとメモが一致していない部分がある。また、ワークショップのノウハウを守るために、ワークショップの中で参加者に明らかにされた情報の一部は開示していない(単に記憶がないとかメモが間に合わなかったいう理由もあるが…)。蓮行流演劇ワークショップの全貌を知りたい方は、ぜひ実際に参加してみてほしい。平田オリザ氏との共著、『コミュニケーション力を引き出す~演劇ワークショップのすすめ』(PHP新書、2009年)も参考になる。
Nomurakn on「蓮行流 演劇ワークショップ術プリント」
□不親切グラフ(生産者と消費者)
教え方の親切度があがるほど、学習の達成度がさがる。
□ワークショップ(WS)とは?
“[A]class
or series of classes in which a small group of people learn the methods and
skills used in doing something
▪ a photography/music workshop”
Merriam-Webster's Learner's Dictionary http://www.learnersdictionary.com/search/workshop
どっぷりつかると当たり前になる。
双方向、体験・参加型
演劇と民主主義/シアターゲーム
ゲーム:意図を知らさない。考える前に。
□@@情報
@@のところに何が入るか。
…解答は、実際のWSか、蓮行前掲書『コミュニケーション力を引き出す』を参照のこと。
…解答は、実際のWSか、蓮行前掲書『コミュニケーション力を引き出す』を参照のこと。
負荷。自分を含めた関係性を俯瞰する必要がある。
□モジュール
声の大きさ、変化、パラダイムシフト
□発声練習
□バイパス効果
直接だと負荷がかかるので、ゲームでバイバス。音や視角に集中しているうちに、仲良くなれる。プロセスが楽しい。
→←文科省、指導要領。大学入試のための一点突破のための教育。解は1つ。
→←コミュニケーションには解がない。
学習の「ねらい」はもうけない。ねらいは必要条件に過ぎない。他の点の気付きもあってよい。
コミュニケーション=個人<環境 →コミュニケーション環境
□インプット>アウトプット
情報。どう言われたいか。相手の情報をどう引き出すか。瞬時にヒントを得て。
□メタ視点
鳥瞰、俯瞰。楽屋おち。[比較:ハイフェッツ:バルコニーにのぼる]お客目線。
客席から情報を得る。老人、子供が多いと上演時間が長くなる。[比較:ハイフェッツ:音楽とリーダーシップの類推。音楽家-聴衆/リーダー-フォロアー:聴衆は傍観者ではなく、音楽家に影響を与える。]
□ピント調整&共有能力
□共同注意
□コミュニケーション環境
しゃべれないのに盛り上げる。
□単純科学主義、単一目的主義、十分条件主義の諸問題
告白タイムから「泡沫裁判」へ[ワークショップでは参加者の告白に基づき、「トイレ逆流事件」が審理された]:多様な意見を集約(共通のゴールから逆算)してアウトプットする練習。(→単一目的主義ではダメ)
エリート高校生はこのような練習をしているらしい。エリートだけが教育を受けているのは問題。対策→演劇を作る。ゴールは決定。合意形成。
広報用パンフレット(表裏)