NHKのRADIO JAPANで三年寝たろうがおもしろかったという投書が紹介されていた。理由を知りたい。目覚めてから村に貢献したのは日本昔ばなしと同じだ。後者には実は怠け者ではなかったという解釈が多いが合理化し過ぎかも。いつかどこかで誰かの役にたっていれば「これでよいのだ」。2012年3月4日
NHKワールド ラジオは海外向けに制作・放送されているが、Friends
around the world(by Kay Fujimoto Mick Corliss)は日本国内でも聴ける(日曜 14:10-14:30)。三年寝たろうは番組中のつぎの企画で紹介されていた。
Once Upon a Time in Japan : Sleepyhead
Taro, The man who Slept for Three Years
英語版では、目覚めて灌漑に成功したあと、” Taro worked hard,
too, and lived happily ever after together with everyone else.”と改心してしまっている。残念。1975年2月18日(昭和50年02月18日)に放送されていた日本昔ばなしでは寝たろうはまた寝てしまうのだが、こちらの方が人間らしい。でも最後に説教じみた解釈が示されている。
「寝太郎はただ寝ていたのでなく、どうすれば村が助かるかをずっと考えていたのだった。」
まんが日本昔ばなし データベース
日本昔ばなしの作画と演出は樋口雅一となっているが、出典は「表記なし」。1967年に次の絵本が出ているから、これが原作かもしれない。
大川 悦生、 渡辺 三郎『三ねんねたろう
むかしむかし絵本』
おおかわ えっせいぶん わたなべ さぶろうえ
出版:ポプラ社1967.6
サイズ ISBN 4-591-00381-7
27cm / 1冊
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