樹齢1900年の屋久杉の年輪で宇宙線により生成される炭素14の量が西暦774-775年の1年間だけ平常時の20倍だった。 http://t.asahi.com/6sls 775年は、度重なる飢饉、蝦夷の反乱、鼠増殖、地震、白い虹が天にかかった、日照り、雹、長雨、日蝕、地震と大変だった。
この記事の引用を下に記すが、以上は直木 孝次郎他訳『続日本紀〈4〉』 (東洋文庫、1992年)49-58頁を調べた結果だ。
名古屋大の増田公明准教授らの「研究チームは、過去に伐採された樹齢1900年の屋久杉の年輪に刻まれた宇宙線の影響を解析。宇宙線の影響で生成される特殊な炭素(炭素14)の量を調べたところ、西暦774~775年の1年間だけ、平常時の20倍に急増していた。
短期間にこれほどの変化をもたらす宇宙の現象としては、星が一生を終える「超新星爆発」が地球の近くであったか、太陽で「スーパーフレア」があったか、いずれかの可能性が考えられるという。」
柴田一成・京都大付属天文台教授は「今回の研究をきっかけに、過去の記録を探す研究が活発になることを期待する」と話した。」(鈴木彩子)
www.asahi.com/science/update/0604/NGY201206030033.html
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